西垣一川主宰みずくき書道会「春を奏でる書道展」を訪ねて



西垣一用作品 春はあけぼの

 こんにちは 上野まり子です。
三寒四温と言いますが、春はすぐそこに来ているのでしょうか。そんな時節にぴったりの書道展に伺ってきたのでご紹介します。

アユミギャラリー
 東京の地下鉄東西線神楽坂駅、最近人気の通りからは少し離れた所にあり、ビルやマンション、地元の商店などが建つ中に古き良き時代の趣を残す家屋、そこが西垣一川さんが主宰する「みずくき書道会」社中による「春を奏でる書道展」の会場、アユミギャラリー。
「春は曙(あけぼの)…」に始まるあの誰もが知る「枕草子」の冒頭など春にちなんで詠まれた詩歌、五行歌、俳句、漢詩を感性込めて表現した素敵な作品が並んでいました。

西垣一川先生

西垣一川先生

西垣一川先生

 会場中央にはテーブルがしつらえてあり、西垣一川先生の書のライブパフォーマンスが毎日行われていました。私が伺った時には残念ながら終了していたのですが、特別にお願いをして書いていただきました。一川先生が手にするのは長々鋒という筆鋒が長く、筆管も長い筆。着物姿の一川先生が背筋もきりりと紙に向かう姿は凛として美しい限りです。

西垣一川先生
 実は先生は書だけではなく、五行詩も作られる方で、
書籍も出版されているのですが、人気で今は在庫切だそうです。

 さてさて、ここからが不思議なご縁と言えましょう。会場内のソファーにゆったりと座っていた紳士。この方が韓国の建築や庭などの研究の第一人者、京都大学西垣安比古教授。韓国の建築や工芸に興味がある私にとってお会いできたのは光栄なことでした。この秋にはご本を出版なさるそうで、とても楽しみです。 お気づきの方もあるかもしれませんが、一川先生はこの方の奥様です。

 すでに今回の書道展は終了していますが、お住まいのある京都と東京に教場をお持ちですので、ご興味のある方はお問い合わせください。

みずくき書道教場
京都 (アトリエ宇安居・新町仏光寺)
   (紫野大徳寺)
東京 (神楽坂)
090-3600-3194
issen-uango@ezweb.ne.jp
http://facebook.com/issen.nishigaki

◆ ◆ ◆
<上野まり子 書作品展>

 ところで長々鋒に興味を覚えた私は先生に促され、大胆にも書に挑戦という成り行きに。まあこれもご縁と思い、一筆書かせていただきました。せっかくだからと持ち帰らせていただいたので、他に発表の場も持ち合わせていない為、こちらでちょっと作品展もどきをいたしましょう。実は私の母も書をいたしますが、その血は受け継いでいないようです。

上野まり子の書 春
上野まり子の書 道



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