上野まり子のアジアンスター

チャン・ドンゴン ハリウッドデビュー作『決闘の大地で』4月14日〔土〕公開

チャン・ドンゴン

こんにちは 上野まり子です。
チャン・ドンゴンのハリウッドデビュー作『決戦の大地で』が4月14日(土)、日本公開となる。監督は長編映画デビューのイ・スンム、ニューヨーク大学で映画を学び、韓国国際大学芸術学部の創設に関わり、自ら教鞭も取るという逸材で数々の脚本も手がける韓国エンターテインメント業界で尊敬を集める人物だ。そのイ・スンムのオリジナル脚本を韓国人プロデューサー、リー・ジョーイックが『マトリックス』、『ロード・オブ・リング三部作』など数々のヒット作品を持つ大物プロデューサー、バリー・M・オズボーンへ持ち込んだ。型にはまらず、様々な要素を絶妙に融合させた独創的で新鮮な作品だというジョーイックの言葉に、バリー・M・オズボーンは東洋の暗殺者たちを古き西部の街に登場させる斬新なアイディアに魅了され、東洋異文化交流映画だと大きな興味を示した。
イ・スンム監督は東洋的武術のセンスをヒューチャーし、東西の映画様式を融合。更にはVFXを駆使して進化を遂げた21世紀のウェスタンムービーを作り上げた。 主演は作品選びにこだわりを持ち、常に自らに新しい挑戦を課すことで知られているアジアのトップスター、チャン・ドンゴン。幼い頃から生きるか死ぬかの戦いに明け暮れる暗殺集団“悲しき笛”の最強戦士を演じた。

ケイト・ボスワース

戦士と恋に落ちるヒロインには『スーパーマンリターンズ』('06)のケイト・ボスワース。その他、『英国王のスピーチ』(‘10)のジェフリー・ラッシュ、香港映画界の武侠スター、ティ・ロン等ハリウッドの一流キャストが顔を揃えた。他の全てのオファーを断り、準備に掛かった2年の期間を待ち続けたというチャン・ドンゴンは、素晴らしい俳優達と共演できた事は幸運だった。たとえ文化や言葉が違っても、俳優同士は心で通じ合えるものだと語っている。

チャン・ドンゴン

敵対勢力の最後の生き残りの赤ん坊を殺せなかった戦士は全てを投げ打ってその子を連れて新しい人生を踏み出すことに。たどり着いたのは砂漠の中に取り残されたような小さな街。そこで始まった新たな暮らし、恋。だが追手は戦士に迫る。

チャン・ドンゴン

砂漠で繰り広げられるスタイリッシュなアクションシーンはエキサイティングで斬新なアクションを加えたいという要望に応える為にスタントコーディネイターが見つけ出した日本人アクション監督下村勇二。チャン・ドンゴンのバレーのように上品な剣裁きに加え、『アバター』(‘09)、『猿の惑星:創世記』(‘11)のWETA社がVFXでユニークな世界観を作り出した。
ロケ地はニュージーランド。あちこちの風景を部分的に切り取り、集めた素材を一つにすることで全く別の風景を作り出し、セット撮影とCGIをミックスさせた。その数1500カット。実験的精神と視覚的効果を加味し、これまで観た事のない映像世界が出来上がった。

チャン・ドンゴン

製作マイケル・ペイサーはジョニー・デップやブラッド・ピットと肩を並べる人気を持つチャン・ドンゴンを迎えられた事はとてもラッキーだったと話す。誰もがチャン・ドンゴンは高い名声と人気があるにも関わらず、謙虚で慎ましいと口を揃える。リー・ジョーイックは、チャン・ドンゴンはとても魅力的でカリスマ性のある役者だ。彼がアジアの人気と同じくらい、国際的にも注目されるスターになるのも時間の問題だろうと語っている。
チャン・ドンゴンが全編英語で挑戦したハリウッド主演デビュー作『決闘の大地で』、4月14日(土)日本公開。

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決闘の大地で
(C)2010 Laundry Warrior Ltd. All Rights Reserved.
4月14日(土)より、シネマート新宿&六本木ほか全国ロードショー
公式ページ kettou-daichi.com

【概要】
原題:The Warrior's Way
2010年 米・韓・新   100分
監督・脚本:イ・スンム
製作:バリー・M・オズボーン、リー・ジョーイック、マイケル・ペイサー
製作総指揮:ティム・ホワイト
キャスト:チャン・ドンゴン、ケイト・ボスワース ジェフリー・ラッシュ、ダニー・ヒューストン、トニー・コックス、ティ・ロン
配給:日活



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