『太陽を抱く月』ＫＮＴＶ日本初放送記念キム・スヒョン来日記者会見レポ
こんにちは 上野まり子です。
現在韓国で最も注目の俳優キム・スヒョン。シットコム『キムチ・チーズ・スマイル』(2007)でドラマデビュー、その後映画の分野にも活動を広げ、『ジャイアント』（2010年）では韓国SBS演技大賞のニュースター賞を、2011年にはドラマ『ドリームハイ』に出演。2012年には最高視聴率46.1％（※AGBニールセンメディアリサーチ首都圏エリア)を記録した最高の話題作『太陽を抱く月』によって百想芸術大賞テレビ部門最優秀賞を受賞、一気に若手人気俳優の仲間入りを果たした。
その話題作『太陽に抱く月』がKNTVにて8月18日（土）より日本初放送になる。またそれに先駆けて7月8日(日)には第１・２話が先行放送。 ７月４日（水）には主演、朝鮮時代の若き王イ・フォンを演じたキム・スヒョンが来日、東京四谷にある韓国文化院ハンマダンホールにてKNTV日本初放送記念記者会見が行われた。
緊張して登場のキム・スヒョン氏は初の時代劇出演について、一言で言えばフォンに惚れ込んだからだ。しかし、政治を司り王として命令するシーンや叶わぬ愛と言う難しい課題を背追うプレッシャーも感じた。またフォンは当初子役としてヨ・ジングが演じている。彼は演技力があり、大人役の自分にバトンタッチする際には上手く受け継がなければというプレッシャーも感じた。彼が居たからがんばれた、感謝しているとの感想。子役と成人役のシナジー効果があったから多くの支持を得たのだろうと分析してみせた。
さて撮影エピソードは？と訊かれた彼、25歳の今までで一番の寒さを経験、その中での撮影で共演者と息を合わせることを学んだ。当時は俳優やスタッフ全員が寒さや空腹、眠気、そして溜まっていたストレスと戦いながら撮影をしていた。そんな中で全員の結束力が生まれることを知った。スタッフも涙した感動的なシーンは忘れられない。画面を通して感じてほしいとした。
『太陽を抱く月』は朝鮮時代を時代背景にファンタジードラマとして描かれており、身近に感じてもらえるだろう。そして全てのキャラクターは其々の愛のカラーを持っている。お好きな愛のカラーも感じてご覧いただきたいとメッセージした。
引き続き行われた記者質問コーナー。
一途に愛する役が多いがご自身は？
キャラクターを演じる際には自身をその役に置くことからスタートする。そして自身を変化させていく事で役作りをしてきた。其々のキャラクターの愛し方は、いずれも自身の中にあるものだろう。
初時代劇を演じてみて、これまでと変わった点は？
撮影スタート前には時代劇、しかも王という役に大きなプレッシャーも感じていたが、＜怯んでもやり遂げるのが勇敢だ。＞ということわざに従い、多くの準備をした。アニメ『三国志』を読み、特に曹操役を参考にした。劇中で王が命令するシーンも大変だったし、限界や未熟さを感じて多くの課題の中で撮影に臨んだ。しかし出演者が息を合わせたことがドラマ成功に繋がった。良き先輩に恵まれ、こうして日本で皆様にお目に掛かる事も出来た。演技は挑戦中だと思っていると謙虚な答えだ。
2012年は自分にとって意義深い年になるだろう。これからもベストを尽くしていく所存だ。再び来日できるように見守って頂きたいとメッセージした。
その後、フォトセッションが行われた。
◆
忘れられぬ初恋。ただひとりの君―。
若き王と美しき巫女の哀しく切ない宮中ラブロマンス。
© 2012 MBC【作品概要】
演出：キム・ドフン/イ・ソンジュン
脚本：チン・スワン
制作：2012年 MBC 全20話
出 演：キム･スヒョン（『ドリームハイ』）
ハン･ガイン（『赤と黒』）
チョン･イル（『お嬢さまをお願い！』）
キム･ミンソ（『童顔美女』） ほか
KNTV『太陽を抱く月』
【放送予定】
本放送：８月１８日（土）
毎週土・日曜日 ２２：００〜２３・１５ 他
第１・２話先行放送
７月８日（日） １７：４０〜２０：００なおこの日、キム・スヒョンは同ホールで行われた『太陽を抱く月』日本初放送記念特別試写会の舞台挨拶に立っている。
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スラリとした長身、小さく端正な顔立ち、一見ひ弱そうなイメージにも見えるが、実は声もマイク通りが良く、自分の意見や質問にも冷静沈着で丁寧な応答。記者会見が終了し、舞台袖に下がる際にも背筋がぴんと伸び、靴音高く颯爽とした歩み、そこにはまさに王の貫禄が見えた。
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