キム・ヒョンジュン 大スターの責任の重さに涙。「HEAT 2012 IN JAPAN」レポ
こんにちは 上野まり子です。
キム・ヒョンジュンが７月４日（水）にリリースした２ndシングル『HEAT』は７月16日付けオリコン週間ランキングで初登場1位を獲得し、自身の持つ日本デビュー・シングル「KISS KISS／Lucky Guy」で記録した2位を上回り、初の首位を獲得して海外男性ソロアーティストとして史上5人目の快挙を成し遂げた。
さて７月14日（土）にナオト・インティライミの"蹴り仲間"イベント「DOUBLE FANTASISTA」を開催したキム・ヒョンジュンは、翌15日（日）には購入者限定プレミアム・イベント Kim Hyun Joong「HEAT 2012 IN JAPAN」をさいたまスーパーアリーナにて開催、昼夜合わせて３万人を集めた。Vol.1午後１時30分の開演時間が過ぎても始まりそうにない中、彼が体調を崩し病院で手当を受け、戻り次第始めると１時間遅れでスタート予定と遅延がアナウンスされた。ファンは心配でざわめく。その間はキム・ヒョンジュン初の映像商品『1st INPACT』が上映される事に。一先ず拍手が起きた。
予定時間の午後２時半になるとヒョンジュンコールが始まり、グリーンのペンライトが一斉に振られた。 炎と共に姿を現したキム・ヒョンジュンに大きな歓声が上がった。サングラスに黒い皮の衣装の胸元は大きく開き、長いチェーンのペンダンスヘッドがゆれる。「♪BREAK DOWN」などをハードなダンスと共に披露。
さてスクリーンには宇宙を司る神ヒョンジュンが愛を語る地球という星に惹かれて旅に出ると未来型のコンピューターシュミレーション映像。Hのロゴマークに格好良く飾られたスタンドマイクで歌った後は、再びの映像、未来の彼女にしてあげたいことのリスト。料理、真心をこめた手紙、ロマンチックなプレゼントに彼女のためにだけ歌を歌うなど、ファンにとっては＜私に＞と妄想が膨らむ。続いては映像とお似合いの「♪KISS KISS」ノースリーブからは思いの外たくましい腕が伸びる。もちろん可愛いダンスも健在。ファンの持つグリーンのペンライトも耐えることなくリズムを刻む。
映像の白熊のぬいぐるみを手にステージを降りたキム・ヒョンジュンは“待っていてくれてありがとう！”と感謝の言葉。ファンは“大丈夫？”と気遣う。 １時間遅れた分、最後まで情熱を込めると約束し、ステージは続く、高音が多い曲では少し辛そうな感じ、やはりのどを痛めているせいか。
“今日は２ndシングルの発売記念イベントだから、もう聴いてくれたんだよね。サイコウデショ！”と彼。1stングルの成績が良かったためプレッシャーを感じていたというが、強敵ぞろいの中、見事デイリー１位を成し遂げた。改めて皆さんの力を感じたとお礼の言葉。 生きているうちに高成績が出来るだろうかと思っていたが、お陰で一瞬にして願いが叶った。これからも階段を上り続けると固い決意を表した。 ニューシングルから「♪Let’s Party」は明るく楽しいステージ、ヒョンジュンスマイルも炸裂だ。トークタイム。
“ヒョンジュンさ〜ん！”の呼び込みで登場のキム・ヒョンジュン。来日してからの新曲発売イベントに、韓国ではドラマ撮影と忙しいスケジュールをこなしている。実はドラマのために肉体改造中、その維持も大変だとラーメンもおあづけだと紹介。“でも大好きな牛どんは、我慢できない！”と笑いを誘った。
『HEAT』がオリコンウィークリーシングル１位になったことについて、改めて“アリガトウゴザイマス！”とお礼を述べ、その知らせを聞いたときには他人事のようだったと驚きを隠さない。順位を間違えたのでは？と思いもかけなかった事を明かした。
滴る汗は１時間も待たせた為に皆さんが怒っているのではないかと思ってのもの。＜大丈夫？＞の声にありがたいと彼、“でも２時間は待てないよね！” ＜ドラゴンボール＞のように、小さな力が集まって大きな力が出るようなもの。僕の中の秘められた力が出たようだ。それも皆さんのお陰だと重ねて御礼の言葉を口にした。ところで７月3日にお台場・パレットタウンで行われた握手会に続き、翌４日にはお台場・ダイバーシティ東京 フェスティバル広場でゲリラ・パフォーマンスを実施。7月5日には SHIBUYATSUTAYA 0渋谷タワーレコード〜山野楽器 銀座店を訪問。また引き続き大阪、名古屋で握手会を開催するなど各地で発売PRイベントを開催してきたキム・ヒョンジュン。
３日のお台場握手会では雨の中集まったファンの為に、急遽テント内が見えるようにセットを変更したり、大阪では雨の予定が猛暑となってしまったなど、天気は思い通りにならない。“気象庁との相性が悪いのかも！”と彼。その機転の速さにファンも爆笑。
さて現在撮影中のドラマ『都市征伐』は日光でのロケ。32℃と気温は高いが、自然が沢山あり涼しい気がすると彼。撮影が終了したら温泉に入ってみたいと目を輝かせる。 この日も翌日の撮影に備えて終了後には日光に入る予定。“付いて来る人もいるでしょ！”と鋭い指摘。韓国での活動計画は事務所の承諾を得ていないため話せないとはぐらかしたものの、やりたいことは沢山ある。ファンの皆さんもHPに意見を！と希望した。
そしてトークコーナー最後には、１時間も遅れてスタートしたにも関わらず、一人も帰らずにお待ち頂いたことに感謝する。来年はもっと小さな会場で、お一人お一人にお目にかかることで返して行きたいと語った。歌のステージは真っ赤なスーツに着替えて続く、続く。天井からは紙幣が降ってきた。 スクリーンでは打ち合わせで自身の意見を熱心に説明する姿や厳しいレッスンに打ち込む姿。より素晴らしいステージをファンに届けようと努力を惜しまない。もちろんお茶目な姿も。
＜宇宙を司る神 キム・ヒョンジュン。永遠に君の心に輝き続ける！＞のメッセージが映し出された。
キム・ヒョンジュン再びの登場は、キラキラと細かなスパンコールが鏤められたBlack Tシャツ。だが表情は硬い。
＜宇宙を司る神 キム・ヒョンジュン。永遠に君の心に輝き続ける！＞のメッセージが映し出された。
改めて開演の遅延を詫びるキム・ヒョンジュン。楽しいという気持ちの一方で申し訳なさを抱えていた。プロとしてコンディション管理が出来なかったことに悔しさが滲み出る。体と心が別々になってしまったようだ。本当に申し訳ないと話す顔からはいつもの笑顔が消えて、その瞳からは今にも涙が毀れ落ちそうだ。 言葉を詰まらせながら、“来年は小さなステージでお一人お一人に近くでお目にかかれるようにする。ありがとう！”の言葉に会場からは“リ-ダー！”、“ヒョンジュン！”コールが起こった。
そして準備はしていなかったが、どうしてもこの場で歌いたいと「♪君も僕と同じならば」をアカペラで熱唱。リバーブが掛かった彼のやさしい歌声は会場に響き渡り、ファンは静かに聴き入った。
さて気を取り直しての最後のステージは、バンドを引き連れて新曲「♪HEAT」など３曲を披露。火花がスパークし、ハート型の紙吹雪が舞い降りる中、キム・ヒョンジュンはベストを尽くしたと晴れ晴れとした顔で、ダンサーチームと共に手をつないでお辞儀。“またね！”とステージを後にした。
スクリーンではこれからも歌手として、俳優としてがんばって行くとメッセージされた。デビューからあっという間に人気者になったキム・ヒョンジュン。だが今回は改めてビックアーティストとしての責任の重さを感じることになった。だが持ち前の負けず嫌いで乗り越え、更に高みを目指し、階段を上り続けるであろう。
■セカンドシングル「HEAT」
2012.07.04 リリース＜商品形態一覧＞
HEAT(初回限定盤A)(CD+DVD)
HEAT(初回限定盤B)(CD+DVD)
HEAT(初回限定盤C)(CD+初回完全限定封入特典入)
HEAT(初回限定盤D)(CD/スペシャル・プライス)
HEAT(通常盤)
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