カン・ジファンが役者魂を見せた主演映画『チャ刑事』、PREMIUM試写会＆舞台挨拶レポ
こんにちは 上野まり子です。
抱腹絶倒、お見事カン・ジファン、役者魂を見事に発揮。
主演最新ドラマ『私に嘘をついてみて』の地上波放送で大反響を呼んだカン・ジファンの最新主演映画『チャ刑事』、今年５月に韓国で公開され100万人を動員した。
400万人を動員した主演映画『７級公務員』のシン・テラ監督とカン・ジファンが再びタックを組んだ２度目のコメディーが本作だ。これまでスーツが良く似合う完璧な紳士やかっこいい役が多かったカン・ジファン、だが今回はこれまでのイメージを脱ぎ捨てて、汚い、臭い、さえないチャ・チョルス刑事役に挑戦。その上Dライン体形でお腹が突き出て、時として犯人を追うこともままならない。
一度は出演を断ったというカン・ジファンだが、見事に体重を15kg増やし、D形ボディーラインを再現した。100m先からでもその悪臭で彼のお出ましが分るほどだ。当然ファッションなども無頓着、ただただ仕事に命をかけ、犯人検挙の為にはどんな労苦も惜しまない男、それがチャ刑事だ。映画はファッションショーのバックステージのスタイリッシュな映像から始まる。だが一転姿を現したのは壊れた姿のカン・ジファン、いやチャ・チョルス。ストーリーは最初から爆笑の連続、しかも捜査のためにあろうことかモデルとしてランウェイを歩くことに。涙ぐましい努力の成果もあり、見事元通りのカン・ジファン、いや変身したチャ・チョルス、格好良くランウェイを歩くことになるのだが、それまでの過程がまるで笑いの機関銃、抱腹絶倒間違いなしだ。
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７月15日の名古屋を皮切りに、大阪、福岡、横浜と行われて来た映画『チャ刑事』PREMIUM試写会＆舞台挨拶＋ハイタッチ会が20日（金）東京渋谷公会堂で、全国５都市10公演の最終回を迎えた。
前日の猛暑から一転、夏にしては少し肌寒くなった東京、開場時間が近づくと空からはあいにく雨が落ち始めた。一斉に傘の花が咲いた渋谷公会堂前はファンで溢れていた。 長蛇の列はカン・ジファン自身がハイタッチでお一人お一人を出迎える為。一時間弱のハイタッチ会、すでにファンの興奮は最高潮に。
ではカン・ジファン舞台挨拶（第２部）のレポートに入ろう。
最終上映を前にしたファンの大きな歓声の中、登壇したカン・ジファン氏はサングラスにやや芥子色がかった黄色のジャケットとジーンズ姿、大きく手を広げてファンの愛を一身に受けた。サングラスを外すと更に大きな歓声が上がり、カン・ジファン氏は満面の笑顔を見せた。最初の一言は“ハ〜！”とため息、１週間の映画プロモーションの旅もついに最終回を迎えたと挨拶するカン・ジファンに会場からはお疲れ様の拍手が起きた。
カン・ジファン氏はファンの顔を見たいと客殿の照明を明るくするように要請、お一人お一人の顔を確かめるようにぐるりと会場を見渡した。雨に濡れてしまったファンに天気ばかりは僕の思い通りにはならないと気遣い見せた。
全会場に行ったというファンも多かった今回のPREMIUM試写会＆舞台挨拶、カン・ジファン氏はどのような事が印象に残ったのだろう。
すべて楽しかったと前置きし、特にハイタッチでファンお一人お一人と目を合わせられたことをあげた。また撮影では体重管理が大変だったという彼、実は前述のようにこれまでのカン・ジファンには考えられない体形になる為に体重を15kg増やした。しかも増やした体重は100日間の撮影期間中にモデルになる為に大減量をすることになる。太って汚い彼の姿に韓国のファンも最初は驚いたという。役として太ることに一生懸命だった為、他の事は全く気にならなかったというが、やはりファンが離れるのではないかと一抹の不安も抱いた。そこで痩せる努力も懸命にすることになった。“モデルスタイルは健在？”の質問には“イイエ！”と彼、食事が美味し過ぎて、見事な腹筋も今はない。もちろん『チャ刑事 PART ２』のオファーは絶対に受けないと断言した。だが彼はオファーが来れば監督との信頼と友情のため、更に過激な役に挑戦するだろうというのが、これまで再々彼にインタビューをしてきた私の見解だ。話を戻そう。ではこんなに爆笑させる映画の撮影現場はどうだったのか。
共演者のソン・ユリさんでさえ、太ったカン・ジファン氏の姿に驚き、距離を置こうとしたという。実は期間内に体重を管理する事にストレスを感じ、それほど明るい現場ではなかったそうだ。大きな笑いを届けるには笑ってはいられないというのが現実だ。 それでも日本のファンはチャ刑事をキャラクターとして可愛いいと捉えてくれて嬉しかったと言う。ではカン・ジファンお気に入りのシーンは？
これには“ゼェ〜ンブ！”と答えた彼、台本にはないお得意のアドリブもふんだんに盛り込まれた。一つご紹介すると犯人を取調べするシーン。ところでこの映画には韓国のトップモデルが沢山出てくる。共演の感想を訊かれ、“世の中で僕が一番だと思っていたが！”この一言に満場の拍手、もちろん同意という意味だ。モデル達は実際には皮膚も管理され、ダイエットにより体形もしっかり管理されている。様々な点で刺激を受けたと彼。 そんなジファン氏自身の皮膚も良く管理されている。“肌が綺麗なのは何故？”には“良い作品に沢山出演しているから！”の答え、なるほどそう来たか。ウィットに富んだ答えに会場も大きな拍手だ。
ではカン・ジファン氏の好きな女性のタイプは？
答えは“僕が＜お姫様抱っこ＞できる人”。これには会場の多くがさっと手を上げた。ご心配には及ばない、“では、ここで実際に抱っこしてみましょう！”という話にはならなかった。
最後にこれから映画をご覧になる人へのメッセージ。
正式な日本公開は先になると思うが、日本でのPREMIUM試写会を行うことが出来た。今年はデビュー10周年にあたる意味深い年だ。正式公開までしっかりとプロモーション活動をして行く。
“I Like You!”、“I Like You!”と手を振ってカン・ジファン氏はステージを後にした。 ちなみに＜I Like You＞は劇中で良く使われている。その後上映となったが、映画館とは違い、ホールであったことも幸いしたのか、ファンも大きな声を上げ、心置きなく爆笑、大爆笑。
“カン・ジファンお見事！“と一言声をかけたい。『チャ刑事』上映に続き、キム・ヒョンジュン（マンネ）のMVが紹介された。そこにはキム・ヒョンジュンに加えカン・ジファンとイ・ギウの姿も。メーキング映像ではカン・ジファンが後輩キム・ヒョンジュンに演技指導する姿があった。
さて、変身してファッションショーのランウェイを歩くシーンはカン・ジファン自らが心に残るシーン。とことん笑える映画『チャ刑事』、日本公開を楽しみに待つことにしよう。
こちらは会場入りするカン・ジファン氏。いつものように入り待ちのファンに手を振って。≪なお、掲載写真は当日の第１回目の試写会の際のオフィシャル写真です。≫
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映画『チャ刑事』
© CJ ENTERTAINMENT【概要】
映画『チャ刑事』
2011年 韓国
監督: シン・テラ
出演: カン・ジファン/ソン・ユリ
【あらすじ】
雨が降ろうが槍が降ろうが、犯人検挙の為にはどんな労苦も惜しまない執念の人刑事のチャ・チョルス。弾けそうなお腹を突き出すDラインボディに、ファッションセンスなどまるで持ち合わせていない。その上いつ洗ったかわからない程のベトベトの髪の毛に加え100メートル先からも彼が来るのが分かるほど悪臭を放つ靴に靴下を履いている。そんなチャ刑事に課せられたのはモデルとなってランウェイを歩き、ファッション界の裏側で起きている事件の潜入捜査をすることになった。ミッションを成功させるために涙ぐましいダイエットにハードトレーニングを重ね20kgの減量に成功、見事モデルとしてランウェイに立つ過程を描いたコメディー作品。
大爆笑すること間違いなし！
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