上野まり子のアジアンスター

ソ・ジソブ『ファントム』(原題;『幽霊』)特別試写会舞台挨拶に登場

ソ・ジソブ

こんにちは 上野まり子です。
ソ・ジソブ主演ドラマ『幽霊』(原題)の邦題が『ファントム』と決定し、11月3日(土)からの本放送を前に、9月24日(月)東京の練馬文化センター大ホールにて『ファントム』KNTV日本初放送記念特別試写会が開催された。
前日の雨とは打って変わり、残暑厳しい日差しとなったこの日、会場前には招待はがきを手にしたKNTV視聴者やソ・ジソブファンが長蛇の列を成した。

カン・ウヒョン

開演、まずは『ファントム』のストーリーと人物像が映像で紹介された。続いて『ファントム』第1話、第2話のダイジェスト版の上映。
スタイリッシュなオープニング映像に続いて暗闇から現れた颯爽と歩く人物の背中、紛れもないソ・ジソブ、いやカン・ウヒョンの後姿。韓国初のサイバーサスペンスドラマとして話題の『ファントム』、ソ・ジソブが演じるのはサイバー捜査官チーム長のカン・ウヒョン、初の刑事役だ。同捜査隊の警衛ユ・カンミ(イ・ヨニ)と共に天才ハッカー ハデス(チェ・ダニエル)の追跡中に出くわした女性の転落死。それは世を騒がせている人気女優シン・ヒョジョン(イ・ソム)だった。彼女がSNSから発信した死の予告。だが自殺かと思われた女優の転落死は一転殺人事件に。

ハデス

浮かび上がってきた容疑者は天才ハッカー ハデス、追い詰めてみるとそれはウヒョンの同期生だった。冷徹な経営者チョ・ヒョンミン(オム・ギジュン)はどのように事件に絡んでいるのか?この事件の鍵を握る死亡した女優のPCの解析から事件の真犯人を追うことになるのだが、ドラマは思わぬ展開に!

さてお待ちかねの主演ソ・ジソブの舞台挨拶。この日は韓国から急遽駆けつけたキム・ヒョンシク監督も同席。キム・ヒョンシク監督は『プラハの恋人』(’05)、『外科医ポン・ダルヒ』('07)、『サイン』('11)と常に話題作を手がけており、ソ・ジソブとはドラマ『カインとアベル』(’09)以来2度目のタッグを組んだ。

トークタイム

大きな歓声に迎えられて、キム・ヒョンシク監督、ソ・ジソブ氏の順に登場。まずは短く“お会いできて嬉しいです。”と其々挨拶した後、早速トークタイムとなった。

キム監督 新ドラマの企画に於いて常に新しい事をと考えているキム・ヒョンシク監督は、『ファントム』は日常使っているコンピューターやインターネットなどのサイバー世界の中で繰り広げられる犯罪の捜査をするサイバー捜査隊の刑事を題材に、様々な事件を解決していくストーリーで、サイバー世界の中にいかに大きな危険性を孕んでいるか、その影響力の大きさに警鐘を鳴らしつつ、ドラマを通じて更に新しい楽しみを与えたかったと製作意図を語った。
サイバーサスペンスという新しいジャンルを扱うにあたり、視聴者に難しいイメージを与えてはならないと、オンライン上の犯罪をいかにオフラインの犯罪と結び付けていくかに苦心し、視聴者に難しいテーマを解りやすく伝えることに考慮したとした。この間ソ・ジソブ氏は体をほんの少し左右に揺らしながらリラックスモード。

そんな新しいジャンルのドラマに出演を決めた動機は?と訊かれたソ・ジソブ氏だが、まずは “面白くご覧になったでしょ!”と一言。会場は大きな拍手で答えた。難しいストーリーが理解できたかとても気になっていたという彼、大きな拍手に“良かった!”と胸を撫で下ろしたようだ。
改めて出演を決めた理由について、韓国にはこれまでにない新しいジャンルであると共に、ラブラインがない中で最後までドラマを引っ張って行くことが出来るのか挑戦してみたかったと答えた。

ここで再び“ラブラインがあった方が良い?ない方が良い?”、“無くてもいい!” とジソブ氏。こうして一盛り上がした後、演じたカン・ウヒョンの人物像について、超エリートで仕事に熱心な人物だが、実は第2話に大きな展開がある。一人二役といえる役で、もう片方のキャラクターにより力を入れたとした。

ソ・ジソブ氏を3年ぶり2度目の起用を決めた理由は?と問われる監督。するとソ・ジソブ氏は“僕も訊きたい”という風に監督の方へと向きを変えた。
僕をはじめ、韓国のドラマ監督達は皆ソ・ジソブを主役にキャスティングしたいと考えている。これには会場も「そうでしょう!そうでしょう!」の反応、もちろんソ・ジソブ氏本人もちょっと恥ずかしがりながらも嬉しそうな笑顔だ。

ソ・ジソブ+キム監督

このドラマはワントップの男性主人公を中心にストーリーが展開するため、演技派であると同時に重みと魅力が必要だった。またドラマ製作意図を理解し、誠実に取り組んでくれる人が不可欠だった。ソ・ジソブ氏は良い俳優であり、人間としてもすばらしい。『カインとアペル』以来もう一度ご一緒したいと思っていた。ずっと希望し続け、幸いにも出演を決めてくれたと監督。
するとソ・ジソブ氏は“次はロマンチックコメディーに出演しようと思っていたんだけどなー!”そう言いつつも、キム・ヒョンシク監督だったからオファーを受けることにしたと相思相愛というところだ。

ファントム場面写真

監督はサイバー世界を画面に表現し、なおかつ簡単に見せるという点が困難だったと話し、化学工場での爆破シーンも希望するロケ地が見つからず、やむなく廃坑でセットを組んで撮影した。そのためスタッフは防塵服やマスクなど完全防備で撮影に当たったが、俳優達はせりふもあり、防備をするわけにもいかなかった。そのため撮影しながら俳優の顔が徐々に黒ずんでくる。「そう、そう」と頷いていたソ・ジソブ氏も“よくご覧になると黒くなっていくのがわかるよ!”と。
ところでサイバーサスペンスという新しいジャンルで多くの俳優が専門用語や情報伝達に苦労して幾度もNGを出した。今は何も覚えていないけれど、と彼。ストーリーの中でたくさん出てくる検索シーン、ではソ・ジソブ氏は検索ランキングなど気にするのか?答えは“別に気にしないよ!”最近検索したのは何?に出演最新作映画『会社員』、これには会場からも拍手が起きた。

『ファントム』を通じて視聴者に伝えたかった事、それは先にも示した日常何気なく使っているコンピューターやインターネットに多くの危険が潜み、影響力が絶大だという事。だが、サイバー世界も結局は人間が作り出したものであることを伝えたかったとした。
見所は?に僕が最後まで出演しますから是非観てくださいとソ・ジソブ氏。監督もソ・ジソブが出ますと答え、息もぴったりだ。 実際のサイバー犯罪を描いている点が見所で、皆さんが思っているより簡単で楽しくご覧いただけるはずと監督。 ソ・ジソブ氏は、このドラマが日ごろ気軽に使用しているコンピューターやスマートフォンなどの見えない世界をもう一度考えるきっかけになってほしいとした。

ここでステージ上においてマスコミによるフォトタイムがとられた。

ソ・ジソブ

ソ・ジソブ

ソ・ジソブ

ソ・ジソブ

視聴者にメッセージ

ソ・ジソブ+キム監督


かっこいいソ・ジソブ氏を観られる。決して難しいドラマではないので楽しんでご覧いただきたい。沢山のご声援を!とキム・ヒョンシク監督。ソ・ジソブは沢山のご声援ありがとうございます。ご覧になる際にはお家で、お一人で。少しでも見逃すと最初から見なければならないので、まずはおトイレを先にと念入りだ。この面白いドラマを通じて皆さんに幸せをお届けしたいとメッセージした。

ソ・ジソブ

監督が下手へ向かうとソ・ジソブ氏はステージ上手へと移動し、ゆっくりとした歩みで手を振りながらファンの声援に応え、中央でもう一度深く礼をして下手へと移動。“カムサムニダ!”の声を残して幕内へとその姿を消した。



ネット社会の闇に隠された幽霊、それは、暴いてはいけない禁断の真実・・・

ロゴ
ファントム
&copu; SBS

【作品概要】
『ファントム』(原題:『幽霊』)
全20話
監督:キム・ヒョンシク
脚本:キム・ウニ
出演:ソ・ジソブ、イ・ヨニ、オム・ギジュン、チェ・ダニエル、G,O

【ストーリー】
サイバー捜査隊のキム・ウヒョン(ソ・ジソブ)とユ・ガンミ(イ・ヨニ)は、モニターの裏に隠れた幽霊のような謎のハッカー、ハデスを追跡中にある女優 シン・ヒョジョン(イ・ソム)の自殺を目撃することになった。ただシン・ヒョジョンは、自殺でなく他殺だと知らされたことから更に捜査が難航していく・・・
【放送情報】
『ファントム』(原題:『幽霊』)
11月3日(土)放送スタート
KNTV
本放送:毎週土日 午後8時45分〜10時
再放送:毎週月火 午前8時20分〜9時30分
©: SBS

【今日の一枚】

ソ・ジソブ

最後に笑うシーンが無いというソ・ジソブ演じるカン・ウヒョンの画像を一枚。
さすがにモデル出身、スタイルもポーズも抜群だ。

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