上野まり子のアジアンスター

コン・ユも大爆笑「ビッグ〜愛は奇跡<ミラクル>〜」ドラマライブイベント取材レポ

こんにちは 上野まり子です。
韓国ドラマ「ビッグ〜愛は奇跡<ミラクル>〜」の出演者によるライブイベント東京公演が2013年2月3日(日)、日本武道館で開催された。 なお、今回は2月16日開催の神戸公演終了を待って、東京公演取材レポートをお届けする。

「ビッグ〜愛は奇跡<ミラクル>〜」東京公演

ドラマをイメージして作られたステージ、空中には大きな天使が舞う。
上段から出演者コン・ユ氏、イ・ミンジョンさん、ペ・スジさんが手を繋いで登場、中央の階段をゆっくりと下りた。 “ミナサン、オヒサシブリデス!”と日本語のコン・ユ氏、今日は一人ではなく、美しい女優と一緒に作品を持って来日した。楽しい時間を過ごして欲しいと挨拶。MCが“会場にも更に美しい方々がお越しです”と促すと、“何処に?”とコン・ユ氏らしく返し、その茶目化ぶりも健在だ。沢山の皆様の前でご挨拶するのは初めてとイ・ミンジョンさん。今日は女優としての舞台で、先輩とご一緒できて光栄だとペ・スジさん。それぞれご挨拶を終えると一旦ライブステージへとバトンタッチ。

CROSS GENE

CROSS GENE

ライブのトップを飾ったのはもう一人のキャスト、シン・ウォンホが所属するCROSS GENEのステージ。独特のパフォーマンスで強烈な印象を残した。CROSS GENEは日韓中の遺伝子を持ったメンバーで結成され、それぞれ遺伝子名が付けられている。3月14日には日本デビューが決定している。

ペ・スジ

続いてはmissAのメンバーでもあるペ・スジの歌のステージ。透き通るような可憐な声で挿入歌「♪それでも愛してる」や中嶋美嘉の楽曲を日本語で歌った。
コン・ユ、イ・ミンジョン、ペ・スジにシン・ウォンホが加わっての出演者トークタイム。コン・ユ氏は、今度はカジュアルなセーターにジーンズ姿。 まずはドラマで印象に残るシーンは?
コン・ユ氏が選んだのはキョンジュンとダランの別れのシーン、名づけて「涙に濡れたパンのシーン」。寒い早朝の撮影だったが、美味しく食べたとコン・ユ氏。メンタルを維持する秘訣は良く食べ、良く寝る事。 コン・ユが劇中で演じたのは30 歳のエリート医師ソ・ユンジェ。ところが交通事故に会い、シン・ウォンホ演じる18歳のイケメン転校生カン・キョンジュンの体と入れ替わってしまう。

イ・ミンジョン

イ・ミンジョンさんが選んだのは、気絶したキョンジュンに駆け寄るシーン。タランが心揺れて迷う心境が上手く演じられた。そのシーンはコン・ユ氏も素晴らしかったと同感を示した。 ペ・スジさんはマリがキョンジュンに初めて心動かすシーンを上げた。この時スジさんがコン・ユ氏を<おじさん>呼ばわりすると、ミンジョンさんが“お兄さんでしょ!”と戒める1コマも。

シン・ウォンホ

シン・ウォンホ氏が選んだのは体が入れ替わってしまうきっかけとなった交通事故。そこからストーリーが展開して行く。 水中に沈んでいく車から抜け出したユンジェ(コン・ユ)がキョンジュン(シン・ウォンホ)を助けようとするシーン。低体温症になりそうだったとコン・ユ氏、車中に閉じ込められ危険を感じた時には、人はこうして死ぬのかと実感したという。これまでの俳優人生で最も過酷だったと語った。“僕はこれからもどんなに困難な撮影にも挑戦して行く。皆さんは、部屋で気楽に観て!”とちょっと皮肉を込めてもコン・ユ氏にかかれば気の効いたユーモアとなる。

コン・ユ

>p? NGシーンのエピソードトークコーナー
スジンさんが選んだのは<パン!>、ほほを平手打ちするシーンで手加減してしまい、20テイク以上になってしまった事。ミンジョンさんはコン・ユ氏のセリフで笑いのつぼにはまってしまい、やはり20テイク。“僕のコミカルな演技のせいだね!”とコン・ユ氏。 シン・ウォンホ氏は崖から水中に落ちるシーン。実際にそのシーンが映し出され、本当に体調を崩したと明かした。コン・ユ氏もシン・ウォンホと水中で手を取るシーンは浮かび上がってしまって大変だったと言いつつ、“僕は水泳も得意な俳優だということだよ!”と得意げに指で0・U(0はコンを、Uはユを現す)とサインすると、自身で“アイドルでもないのにすみません!”実はCROSS GENEのトレードマークの挨拶を真似たのだ。

ペ・スジン

劇中で「スパシーバ(バカ)」とロシア語を使うコン・ユ、これがコミカル。それを話題に爆笑した後は、出演者の絵心対決、素晴らしい画伯を探そうというゲーム。お題はパンダ。輪郭だけが描かれたものに黒色を足してパンダに仕上げてもらおうというゲーム。其々ユニークな塗り絵が完成、会場は大爆笑となった。ミンジョンさんの作品を見て、“心理療法のようだ。心配だな!”とコン・ユ氏。ところがご本人のパンダはサングラスをかけ、両足には<パン>、<ダ>とハングル文字。会場の拍手によって最高の画伯に選ばれたのは何故かコン・ユ氏。一番の駄作には罰ゲームが用意されていたのだが、急遽最優秀のコン・ユ氏が罰ゲームをすることに。“リハーサルと違う!”と叫ぶ彼、罠にはまったと大騒ぎだ。それでも絶対にやりたくないと言っていた<プイン、プイン>をカメラに向かって一振り。 二人の女優を残してコン・ユ氏は一旦ステージを後にした。

イ・ミンジョン

若き女優さんお二人の理想の出会いは?スジンさんはバスで偶然に隣り合わせになる事。ミンジョンさんも偶然の運命的な出会いと答えた。続いてミンジョンさんの歌のステージ「♪HEYU」。

さて次のコーナーは「ソ・ユンジェ先生の出張診療」。コン・ユ氏は当然白衣で登場、ところがいつもやや後ろに控えている通訳さんの姿が・・・。少し遅れて入ってきたのはナース姿の大御所通訳さん。“誰がこんなことしたの!”とコン・ユ氏、笑いの壷にはまってしまった。その姿で悠然と通訳する根本さんにも脱帽だ。
気を取り直して患者を選ぶことに。ボールを持って後ろ向きになった彼、客席へと高く投げた。 “かっこいい先生をするつもりだったのに、すでにコメディーになっちゃった!”と彼。 ようやくユンジェ先生の診察がスタート。額に手を当てて診察するユンジェ先生、“先生に恋している自覚症状がある”と患者さん。治療はいうと一緒に写真に納まること。そこでカメラウーマンが登場。彼女がまたナース姿。肩を抱いてパチリ!会場も大盛り上がり。コン・ユ氏は“舞台監督はすごい!”としきりに感心した様子だ。

続くコーナーはコン・ユ、イ・ミンジョンのトークコ−ナー。話題は撮影当時のエピソード。コン・ユ氏の意外な面は?と問われたミンジョンさん、彼は賭け事好きで、勝負に命がけだった答えた。一方コン・ユ氏はミンジュンさんを、有名女優で美しい顔をなさっているが、弟のようにさっぱりした性格が魅力的。いつも笑いを絶やさず、周りをハッピーにする人だと大絶賛だ。

コン・ユ

出演者なら全問正解が当然と始まった<「ビック」カルトクイズ>で一笑いした後、コン・ユ氏は作品に寄せる思いを語った。 「コーヒープリンス1号店」以来5年ぶりのドラマ出演になった。ドラマへの出演要請は受けていたが、映画の分野に力を入れた。本作は韓国の有名脚本家の作品で多くの期待をした。欲があった分、残念に思う部分もある。悲しい童話という設定で、ラストシーンも当初悲しい結末だったが、余韻を残すものに変更し、エンディングは観客に委ねることにしたとメッセージ。

さてラストはコン・ユ歌のステージ、それまでコメディアン顔負けの姿を見せていたコン・ユ氏だが、歌詞一つ一つをかみ締めるように歌ったのは、自身参加したOSTから「♪君だから」を日本語と韓国語バージョンで。“久しぶりにステージで歌ってドキドキした”と感想を述べると“アリガトウ、アンニョン!”とさらりとステージを去った。

鳴り止まないのはアンコールの拍手、それに応えて再登場は真っ白なスーツ姿のコン・ユ氏。いつもの彼に戻って明るく「♪そばにいるから」。 出演者全員が揃い、スジさんは一生懸命努めたと、ミンジョンさんは名残惜しい、作品を愛してくれて感謝すると挨拶。最後にコン・ユ氏が久しぶりに日本の皆さんとお会いできて嬉しい時間となった“アリガトウゴザイマシタ!”と一言挨拶し、投げキッスでイベントは終了となった。 その後、彼らは記者会見に臨んだ。

写真提供主催者

このイベントの後に行われた記者会見の取材レポートはこちら

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出演:コン・ユ、イ・ミンジョン、ぺ・スジ、チャン・ヒジン、シン・ウォンホ
内容:事故によって18歳の少年の魂が乗り移った30代の医師と、ちょっとドジだけど、純粋な女教師のラブ・コメディー。


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