上野まり子のアジアンスター

“歌手はメッセンジャー”ペク・チヨン「その女」発売記念コンサートレポ

ペク・チヨン

こんにちは 上野まり子です。
韓国バラードの歌姫ペク・チヨンが5月1日、ドラマ「シークレット・ガーデン」挿入歌「♪その女」日本語セルフカバーでデビューを果たした。同日赤坂BLITZで行われた『ペク・チヨン PREMIUM NIGHT シークレット・ガーデン〜その女〜 日本デビュー記念LIVE』には日本のファンはもとより、韓国からも多くのファンが駆けつけた。

ペク・チヨン

黒のレースにスパンコールが散りばめられた豪華なドレスで登場したペク・チヨンは大きな歓声に迎えられ、まずは「♪その女」韓国語バージョンを時に哀しげに、時に堂々と歌い上げた。続いて「♪チョンマズンゴチョロン」(銃に撃たれたように)を披露した。
すでに韓国では13年のキャリアを持ち、バラードの女王、OSTの女王として数々のタイトルを獲得しているペク・チヨンだが、日本での単独ライブは初めて、改めて日本語で“韓国から来たペク・チヨンです。”と挨拶した。

ペク・チヨン

日本デビューは新たな挑戦で緊張しているというペク・チヨンは、ファンの皆様の温かい眼差しに緊張がほぐれたとした。また5月1日付けのUSEN歌謡曲部門1位を獲得したとのニュースに“ホントウデスカ、ホントウデスカ!”と興奮して喜びを現した。
日本デビュー曲「♪その女」はドラマ「シークレット・ガーデン」の素晴らしい映像と女性の心情を良く現している曲だと紹介した。この日のチケットが即刻SOLD OUTになったと聞くと“もっと大きな会場にすれば良かった!”とちょっぴり本音も漏らしたところが、気さくでお茶目な彼女の魅力だ。 心が通じ合える正直なステージにしたいと抱負を語るペク・チヨン、続く歌のステージは日本デビューシングル「その女」初回盤に収録された「♪サランアネ〜愛さない〜」、韓国では2006年発売の大ヒット曲だが、所々に韓国語を残した日本語バージョンも魅力的。ステージに漂うスモークが幻想的な世界を作り上げた。

ペク・チヨン

続くはショートパンツからまっすぐ伸びる足を惜しげもなく披露してのダンスナンバー「♪イプスルウルジュゴ」(唇をあげて)と「♪Good Boy」。女性アイドルグループにも負けないパワフルでキュートなステージを繰り広げた。
ダンスナンバー前後に紹介されたのはOSTに参加したドラマ「IRIS(アイリス)」の主演イ・ビョンホン、キム・テヒ。大先輩シン・スンフンや後輩歌手からの多くのお祝いビデオメッセージ。特にイ・ビョンホン氏の<韓国一、切ない声の持ち主>の言葉は印象的だった。

ペク・チヨン

今度は大きなスパンコールが輝くロングジャケットを羽織って登場、バラード曲「♪シガニチナミョン」(時が過ぎれば)。韓国での発売は2010年で代表曲の一つだ。真っ赤なスポットライトがステージを彩る「♪シルタ」(嫌だ)は2013年ピアニストイルマとのコラボ作品で、日本デビューシングル初回盤にも韓国語で収録された。

ペク・チヨン

2度目のトークコーナー、まずはいつも熱唱している印象の彼女に“のどの管理は?”という質問。これにはアルコールを控えて良く寝ることと答えた。日本でもOSTの女王として良く知られている彼女、“女王”の称号はとても気分が良いと一層の笑顔を見せた。 ダンス曲は知らなかったと思うが立って応援してくれた。いつも温かい声援に感謝しているとした。
どのようなトレンドでもその道を歩む後輩達のサポートになるはずと答える彼女にMCの古家さんが持ち出したのはピンクの大きな花束。“おめでとうございます”はもちろん結婚の発表を受けてのものだ。会場からもお祝いの拍手が贈られた。彼女は今が人生で一番の幸せ、“本当に感謝します”と輝くような笑顔を見せた。 “プロポーズは?”のぶしつけな質問にも“男らしく!”と応えた彼女、年齢の差に躊躇もあったが、結婚により人生が幸せになるなら、良い歌を歌って行けるはずと決心した。
歌う際に最も大切にしている事は?に一生懸命に歌うことだけが重要ではない。歌を通してメッセージを伝えることこそ重要で歌手はメッセンジャーだと言い切った。

ペク・チヨン

ペク・チヨン

セクシーなカップルダンスで披露したのは日本デビューシングル「その女」初回盤、通序盤に収録の「♪ネギエキャンディー」(私の耳にキャンディー)。

ペク・チヨン

ペク・チヨン

「♪その女」PVとインタビューで綴られた映像が紹介された後、真っ白なミニで再登場ペク・チヨンは“ワタシヲ ワスレナイデ!”と韓国語と日本語で「♪イッチマラヨ」(この愛、忘れないで)を切々と歌い上げた。その姿はやはり女王の貫禄だ。

ペク・チヨン

一旦ステージを後にしたペク・チヨン、アンコールの拍手に促されて“シアワセデス!”と再登場、“私の歌が皆様に届いたら嬉しいです”といよいよ日本デビュー曲「♪その女」を生で披露、頭上からは金色の紙吹雪が舞い降りた。
デビューコンサートはペク・チヨンの“アリガトウゴザイマシタ!”の言葉で終了となった。この後、来場者全員にはペク・チヨンとのハイタッチというサプライズプレゼントが用意されていた。

ペク・チヨン

さてデビューコンサート、来場者全員とのハイタッチ会を終えたばかりのペク・チヨンは招待客、関係者、マスコミへの挨拶の場を設けた。 5年前よりペク・チヨンに注目し、惚れ込んだというテイチクエンタテインメントの担当者の挨拶に続き、ペク・チヨン自身も感謝の辞を述べた。テイチクエンタテインメント社長の乾杯の音頭でデビューコンサートの成功の祝杯を挙げた。その後、ペク・チヨンは列席した一人一人へ丁寧に挨拶に回った。
なお、今秋にはペク・チヨン2ndシングルの発売も予定されている。

【今日の一言】 韓国ではすでにトップ歌手であるペク・チヨンが日本では新人、その姿は謙虚の一言。時に哀しげに切なく、時にドラマチックにと歌手としての実力は勿論、決して奢らず、また庶民的で親しみ易いキャラクターは日本においてもきっと成功を収めるだろう。近い将来日本のドラマの主題歌歌唱を望むところだ。



ペク・チヨン日本デビューシングル
韓国ドラマ「シークレット・ガーデン」挿入歌・日本誤セルフカバー
「その女」
5月1日リリース

「その女」
その女(初回限定盤)(DVD付) \1,700(税込)

「その女」
その女 通常版(SCD) ¥1.000(税込)
レーベル:Imperial Records(インペリアルレコード)

ペク・チヨン 日本オフィシャルサイト>
ペク・チヨン/日本デビューシングル「その女」SPOT UTube



【ペク・チヨンOST参加作品】


ドラマ「シークレットガーデン」
OST

ドラマ「IRISアイリス」
OST・パーフェクト

ドラマ「王女の男」
OST


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