![上野まり子のアジアンスター](http://uenomariko.jp/images/mainimg.jpg)
イ・ビョンホン「G.I.ジョー バック 2 リベンジ」来日記者会見
こんにちは 上野まり子です。
全世界でメガヒット中のハイパーアクション超大作「G.I.ジョー バック 2 リベンジ」。前作よりさらにパワーアップし、3Dとなって戻ってくる。3月に全米公開され、週末興行成績初登場1位を獲得、世界53カ国で初日週末興行成績(3/28〜31)75億円をたたき出した。
6月7日(金)の先行公開に先駆けてイ・ビョンホンとジョン・M・チュウ監督がプロモーションの為に来日、5月27日(月)午前中にはザ・リッツカールトン東京グランドボールルームにて記者会見に臨んだ。映画予告編の上映後、ジョン・M・チュウ監督に続き、イ・ビョンホン氏がにこやかに登場。
まずはストームシャドー役のイ・ビョンホン氏が10度目の記念すべき来日となり気分が良い。『G.I.ジョー』としては2度目の来日となる。1度目にはマスコミの高い関心や多くのファンの来場にパラマウント側を驚かせたが、さらにパワーアップした作品で皆様にお会い出きる事を嬉しく思っている。期待していると挨拶。
続いてジョン・M・チュウ監督が、学生時代以来2度目の来日だが、日本は想像力をかきたてられる国だ。温かい国民性を持つ日本に「G.I.ジョー バック 2 リベンジ」を届けられることを大変嬉しく思っていると挨拶した。ジャパンプレミアレッドカーペット&オープニングセレモニー取材記事掲載中
代表質問
世界的な大ヒットの感想を聞かれたジョン・M・チュウ監督は大変気分が良い。世界的スターに参加して頂き、何年もの準備期間を経て素晴らしい作品に仕上がっている。3Dでもあり、まるで同じ空間に居る様な感覚を味わえる。スペクタクル作品として観客の皆様に大いに楽しんで頂きたい。
前作よりさらに磨きがかかったアクションについて、イ・ビョンホン氏はサイという新たな武器が登場するためその訓練をした。また体を大きく見せる為、ウェイトトレーニンクに加え、食事の量などを多くした。アクショントレーニングとウェイトトレーニングを1日に4,5時間平行して行った。体作りに3ヶ月、武術に2ヶ月ほどを費やした。
記者質問
Q:最も苦労したシーンは?
イ・ビョンホン:(少し考えて)ハリウッドと言う場所自体が新しい経験であり、挑戦であり冒険だった。またこの映画のジャンルさえ初めてであり、キャラクター自体、またアクションや武術など全てが初めての経験だった。新しい環境の中、プレッシャーや緊張もあったが、このような経験はなかなかできることではないと思った瞬間に考えが変わり、楽しめるようになった。新しい環境だからといって、プレッシャーに押しつぶされたら、本来表現できることも、出来なくなり後悔することになるだろうと思った。
そのような考えで演じたために、やすやすとこなしているように見えたのだろう。
監督:イ・ビョンホンはアクションで演技をする俳優だ。撮影中もキャラクターの意義や動きの意味についてよく話し合った。ただすばらしい肉体を披露するだけではなく、ストームシャドーのキャラクターを、巾を持たせて演じてくれた。
ここでイ・ビョンホン氏が映画のプロモーションではこのようにお互いを誉め合うのが気恥ずかしい。その点がプロモーションの苦労だと会場を沸かせた。
Q:3Dにコンバートした点、苦労と秘訣は?
監督:3Dはまだ撮影手法などが確立しておらず、多くの製作者が試している状況だ。今後その手法は確立していくだろう。3Dは奥行きによってより感情を伝えるが、俳優を立てることもあり、阻害する可能性もある。今作は全ての撮影を終えた後にポスプロで3Dに変換するという手法を取り、より効果的に使った。
Q:ブルース・ウィリスとの共演で学んだことは?
イ・ビョンホン:撮影の終盤に合流した。彼が来る時にはスタッフ、俳優、関係者全員が緊張していて驚いた。挨拶のために握手を求めると、彼は東洋的なお辞儀で応じ印象的だった。冗談や笑顔で周りの緊張を解きほぐし、大先輩の余裕を感じた。
Q:3作目が決定していると聞いているが、共演してみたい俳優は?
イ・ビョンホン:まずは女優との共演を望む。
(彼の短くタイミングの良い答えにどっと笑いが起こった。具体的には?の重ねての質問)
日本にも美しく演技が上手な方がいる。次回作ではストームシャドーのラブストーリーを演じたい。ファンも期待しているだろう。
(“それなら週末に日本の女優さんに集まってもらおうか?”と監督。)
Q:出演キャストが変わる中、2作目への出演が決定した感想は?
イ・ビョンホン:多くのキャラクターが変わる中、ストームシャドーが作品中で人気のあるキャラクターとして生き残れたことが嬉しかった。前作は漫画を原作にした初めての実写作品として、状況の説明やキャラクターの解説がメインとなっていたが、今作はキャラクター其々のヒストリーや葛藤、感情の表現がふんだんに取り入れられた。ストームシャドーを多角的な視点で見せることが出来た点がとても良かった。
Q:本作への出演で得たもの。
イ・ビョンホン:これまで目標を持たずに歩んで来た。人生は何が起こるかわからないという不安もあるが、一方でそれが生きることへの期待でもある。幸せなポジションを得ていることに感謝をしている。次回作としてハリウッドが自分に何を期待しているか解らないが、できれば多くのジャンルを経験したい。前作において、アジアの男優が武術でハリウッドデビューしたことに否定的な見方もあるかも知れないが、自分にとってはファンタジーアクション自体が新しいジャンルであり、新鮮で良い経験になった。これをスタートに様々なジャンルに挑戦して行きたい。限界がどこか解らないまま、常に自分自身を試している感覚だ。東洋の男優が足蹴りだけではない事を実証して行きたい。
Q:ビックスター参加の撮影現場の様子は?
監督:アクション大作として大スターが集まる撮影ということで緊張して臨んだ。大スターは優雅で信頼感があり、素晴らしい方々だった。お互いを尊重し合い、とても良い雰囲気で楽しい現場だった。その雰囲気はスクリーンを通じてもわかるだろう。
Q:アジアの俳優は世界で活躍するのが難しいと言われる中、世界的に活躍する秘訣は?
イ・ビョンホン:その時々で様々な作品に出演しているが、全ての仕事は俳優として評価され、どれをとっても大切でないものはない。今はプロセスにあり自分に何が出きるのかを試している状況だ。これまで様々な機会にめぐり合って来た。今後どのような機会を得て、どのような経験ができるのか楽しみだ。そのような期待感が仕事の原動力でもある。終わりが何処にあるか解らないが、今はアジアの俳優が武術だけではないことを認めて貰う事で満足だ。
Q:イ・ビョンホンのハリウッドでの位置は?
監督:自分もアジア系アメリカ人として育ってきたが、アジアの俳優は肉体だけではなく、強い精神力の持ち主が多い。その代表がイ・ビョンホンでもある。ハリウッドにおいてもアジアの代表者として夢を実現できることを実証した。しかしイ・ビョンホンをアジアの俳優としては認識していない。アジア人という地域意識はなく、それを超越して素晴らしい作品を作りたいということを目標にした。イ・ビョンホンは今後もさらに素晴らしい機会にめぐり合えるだろう。またご一緒したい。
◆
![]()
記者会見は続いてフォトセッションとなり、終了した。
夕方からは場所をお台場シネマメディアージュに移し、レッドカーペットセレモニー、オープニングセレモニー、ジャパンプレミア舞台挨拶が行われた。レポートはページを改める。【今日の一言】
今年始めの映画「王になった男」来日記者会見では少々緊張した面持ちだったイ・ビョンホン氏だが、今回はゆったりと足を組んでとてもラフな感じ。ハリウッド俳優としての自信に満ち、余裕が感じられた。◆
ジャパンプレミアレッドカーペット&オープニングセレモニー取材レポート掲載中
ジャパンプレミアレッド舞台挨拶取材レポート掲載中
◆
最強の助っ人率いる新生“G.I.ジョー”VS 恐るべき最強刺客
刺激的≪3D≫決戦!
6月7日(金)より先行上映決定I(一部劇場を除く)
© 2013 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
Hasbro and its logo, G.I. JOE and all related characters are Trademarks of Hasbro and used with permission. All Rights Reserved.
公式HP
映画のチケットは!![]()
【作品概要】
『G.I.ジョー バック 2 リベンジ』
(原題:G.I Joe : Retaliation /全米公開2013年3月29日)
2013年 アメリカ 監督:ジョン・M・チュウ
製作:ロレンツォ・ディ・ボナベンチュラ
出演:ブルース・ウィリス、イ・ビョンホン、チャニング・テイタム、
エイドリアンヌ・パリッキ、ドウェイン・ジョンソン、レイ・パーク
配給・宣伝;パラマウント ピクチャーズ ジャパン◆
ジャパンプレミアレッドカーペット&オープニングセレモニー取材レポート掲載中
ジャパンプレミアレッド舞台挨拶取材レポート掲載中
◆
本サイトで掲載されている記事、写真の無断使用・無断複製を禁止いたします。