上野まり子のアジアンスター

“後悔しない人生を!”イ・ホンギ「フェニックス〜約束の歌〜」プレミア前夜祭舞台挨拶

イ・ホンギ

こんにちは 上野まり子です。
6月7日(金)に公開となった「フェニックス〜約束の歌〜」、6日(木)にはプレミア前夜祭が開催され、本作が初主演となったイ・ホンギ(FTISLAND)が舞台挨拶を行った。

イ・ホンギ

TOHOシネマートズ六本木ヒルズ スクリーン7、映画を観終ったばかりの多くのファンが待つ会場、イ・ホンギはちょっと照れくさそうな表情を見せながら登壇した。 すでに流暢な日本語も話すイ・ホンギ氏は“チュイン役のイ・ホンギです。”と挨拶、ファンの顔が眩しい、多くの方に観ていただき嬉しいとした。 改めて“スクリーンデビュー、おめでとう!”と大きな拍手が贈られると“ありがとうございます!”と笑顔で応えた。

イ・ホンギ

撮影は寒さで死にそうだったという彼、特にラストシーンは極寒の12月、野外での撮影だった。しかも<乳牛>もいる山中、牛の泣き声でNGになった事もしばしば。寒さで体は動かないし大変だったと振り返った。この時、イ・ホンギ氏は<乳牛(ニュウギュウ)を<チチウシ>と教えられて繰り返した為に会場は大盛り上がり。 またいつもムードメーカーのイ・ホンギ氏、撮影現場でも主演者らしく明るくリードしたと紹介した。

イ・ホンギ

さて、事前に募集したファンからの質問。まずは演じたチュインとご自身の共通点は?にチュインと違って僕はトップじゃないけれど、と謙虚な姿勢を見せ、バンドのメンバーと一緒の点が違うと答えた。そんなメンバーの反応は?に、芸能人としての辛さに共感を覚えたようで泣いていたと報告。
久しぶりの演技に緊張と不安でプレッシャーがあったというイ・ホンギ氏、子役にありがちな大げさな演技の癖が抜けていないという反省点など、これからの課題が見つかったとあくまでも前向きだ。

イム・ウォニ  マ・ドンソク
イム・ウォニ            マ・ドンソク

マ・ドンソク、イム・ウォニという大先輩が脇を固めてくれた本作、撮影現場では笑いすぎてNGを出してしまったという。マ先輩は強面のイメージとは違って明るい方。コメディー作品への出演が多いイム先輩はいつも真剣でまっすぐな人だったと語った。
心に残るシーンは?にはマ・ドンソク演じるムソンが死ぬところと答え、彼の最後の涙とセリフに泣いたと明かした。

「フェニックス〜約束の歌〜」シーン

劇中でも重要な要素を果たした楽器たち。多くの楽器を操るイ・ホンギ氏自身はどの楽器がお好みなのか。答えはドラム、叩く時が気持ちよいとお気に入りだ。劇中でもドラムを叩くシーンがあるが、バンドメンバーのミナンに教えてもらったと答えた。

イ・ホンギ
イ・ホンギ

日本版エンディングソング「♪オレンジ色の空」の作詞については、予め準備してあった3曲よりも自身の曲が良いのではと制作側に直接提案した。実は元々韓国でのアルバムの為に作ってあった<天国からの手紙>をイメージした曲だが、歌詞は提案が受理され、映画を観た上で作詞家やスタッフが加わり、三人で書き下ろした。打ち上げの後だったことも正直に暴露、会場は和やかな雰囲気となった。曲のタイトルも、映画の中のシーンから付けられた。また日本では<天国>や<地獄>は使わないそうだからと日本に合わせて「♪オレンジ色の空」。会場からは“歌ってー!”の声。ツアーの練習で喉の調子が悪いし、歌詞も解らないし、と一度は断ったものの、ファンの歓声に押されてついにアカペラで一部を歌唱、その迫力のある歌声に会場からは大きな拍手が贈られた。因みにイ・ホンギ氏の好きなフレーズは<曖昧な命も光り輝くことを教えてくれたね>と言う部分。なお、この曲は6月5日(水)にリリースとなったFTISLAND(アルバム「RATED-FT」に収録されている。

初主演映画なので宜しくお願いしますと改めて挨拶したイ・ホンギ氏。また機会があれば演技に挑戦したい。その際にはもっと上手くなれるように努力すると誓った。
公開日の6月7日はFTISLANDにとってもデビュー7周年となる。ずっと応援してくれてありがとうという感謝の気持ちを表し、今回のツアーでは今までとは全く違うFTISLANDをお見せできる予定だ。応援グッズはタオルだけでも良いから沢山楽しんで!と加えた。

イ・ホンギ

最後に、これまでやんちゃだったが、この作品への出演で自身の人生を振り返るきっかけとなった。大好きなライブと演技をやるためにはそれ以外の仕事も大切にしなければならないと学んだ。死ぬ時に後悔しない人生にしたいとイ・ホンギ氏。皆さんもご覧になって、家族や周りの人々の大切さを感じてほしいと締めくくった。
イ・ホンギ氏は大きな歓声に送られて舞台袖へとその姿を消した。
イ・ホンギ自身も泣いたという「フェニックス〜約束の歌〜」、アイドル映画の域を超えて、人生や命の大切さを教えてくれる本作、本日6月7日(金)ついに公開!

【フォトセッション】

イ・ホンギ

イ・ホンギ
6月6日は<楽器の日>だそうで、楽器や音符がデコレーションされた
特注の「フェニックス〜約束の歌〜」ケーキが登場
多くのカメラに自身がケーキの向きを変えつつフォトセッションに応じた。

【今日の一言】+【フォトギャラリー】

イ・ホンギ  イ・ホンギ

デビュー当時から注目していたイ・ホンギ。武道館ライブのチケットも即完売とトップに上り詰めた感があるが、舞台挨拶では度々その成長振りが顔を覗かせた。従来のやんちゃな姿を見せたかと思うと、こんな大人の表情も。この映画は彼にとって人生の大きなターニングポイントとなったことだろう。

★「フェニックス〜約束の歌〜」記者会見取材レポート★

フェニックス〜約束の歌〜
フェニックス〜約束の歌〜
© KJ-net
6月7日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズ他全国ロードショー
公式HP

映画のチケットは!

【作品概要】
2013年/韓国/100分
監督ナム・テクス
出演イ・ホンギ、マ・ドンソク、イム・ウォニ、ペク・ジニ
配給:東宝東和
配給協力:東宝映像事業部
提供:KJ-net
【ストーリー】
トップアイドルとして日々を気ままに過ごすチュンイ(イ・ホンギ)は、些細なことで暴力事件をおこし、社会奉仕活動として末期癌患者のホスピスに行かされる。そこで出会ったのは一癖も二癖もある人間ばかり。社会奉仕にもおざなりなチュンイの監視役で口うるさいアンナ(ペク・ジニ)、腕の刺青をちらつかせては煙草をねだるムソン(マ・ドンソク)、病院を抜け出して酒場に行くボンシク(イム・ウォニ)に、なんでもかんでも激写する女の子ハウン(チョン・ミンソ)。 病人とは思えないその振る舞いにあきれるチュンイだが、奉仕活動を早く終わらせるため彼らのバンド“フェニックス”の面倒をみることに。腕前は素人なのに文句の多いメンバーにチュンイは苛立つが、彼らの本当の思いを知った時、チュンイの中で何かが変わっていく。

★日本公開エンディングソング曲「オレンジ色の空」★
<FTISLAND(アルバム「RATED-FT」収録>

FTISLAND(アルバム「RATED-FT」
RATED-FT(初回限定盤A)
発売元:WARNER MUSIC JAPAN)

FTISLAND
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