上野まり子のアジアンスター

“ファンは家族” クォン・サンウスペシャルナイト 取材レポ

クォン・サンウ

 こんにちは 上野まり子です。
「クォン・サンウ スペシャルナイト With You」(主催:KNTV K.S.W Dream Factory)が11月4日(月・祝)大阪、6日(水)東京で開催された。今回は6日の東京国際フォーラムホールAで開催された公演の取材レポートをお届けする。まずは今回のイベントでクォン・サンウ氏とファンの信頼関係に感動した事をお伝えしておこう。

クォン・サンウ

 後方まで満席となった会場、クォン・サンウ氏は大きな歓声に迎えられて登場した。 「お久しぶりです、お元気でしたか?お会いしたかったです」と挨拶。「帰国したくなくなってきた」とファンとの再会の感想を述べた。実はクォン・サンウ氏は現在新ドラマ『メディカルトップチーム』の撮影中。今回の大阪来日の際は三日間の徹夜明けで、飛行中は全く覚えていないほど疲れて熟睡、着いたのも気づかなかったそうだ。そして大阪ファンミを終え、この日は東京公演、「今朝、髪を切ったんだ!」と両サイドをかなり短くカットして。
ところで会場には、今回クォン・サンウ氏に初めて会うという方が多く、これにはご本人もびっくり。その大半はドラマ『野王』を観てファンになったという方たちだ。 『野王』KNTVスペシャルページ

 トークタイム、「ヤラレタラ ヤリカエス バイガエシダ(やられたらやり返す!倍返しだ。)」のクォン・サンウ生台詞でスタートしたのは『野王』の映像。 「ハリュに共感するところは?」には裏切られた衝撃は大きく、あんな女性に会ってはいけないと断言。ダヘ役スエさんは上手く演じたと振り返った。 「浮気現場を見つかったら?」の質問には3択の答えの中から<素直に謝る>をチョイス、たが「想像するのもいやだ!」と一言。「好きな人が出来たら告白する?」には「男の方から告白するのが当然」と男らしく答えた。
 さて新ドラマ『メディカルトップチーム』では心温かい胸部外科医役。手術シーンの為に実際の肺がんの手術を見学したそうだが、怖いと思いつつも見入ってしまったという。「人は大病せずに生きるのが良い」としみじみ感じたそうだ。そんな中、持ち出されたのは白衣。日本で放送される前にちょっとだけ雰囲気をという趣向だろう。白衣に聴診器姿はなかなか似合う。いきなりMCの手を取って脈を診るという一コマも。

クォン・サンウ

 続いてはクォン・サンウ氏がファンの「あれって本当!?」に直接答えるコーナー。ここで彼はさっとステージを下りて会場通路を歩き始めた。私が今回驚いたのは、通常はシークレットサービスが何人も周りを固めてファンの近くへと移動するのだが、その時彼の傍についていたのは司会者と通訳、それに演出係りの女性。こんな状態ではファンは立ち上がったり、駆け寄ったりするのが通常だ。ところがクォン・サンウ氏のファンは一切そのような事はしなかったのだ。もちろん自分の席で大きく手を振ってアピールするくらいの事はある。しかし、誰一人としてルール違反をする人は見当たらなかった。冒頭申し上げたクォン・サンウ氏とファンの信頼関係に感動した瞬間だった。
どんどんと通路を進んでめぼしい質問者を見つけてはマイクを向ける。そのまなざしはとてもフレンドリー。<僕はいつでも皆さんと一緒だよ、傍にいるよ>という雰囲気だ。
質問を少しご紹介しておこう。「新ドラマ撮影で苦労した点は?」には肉体的にも手術シーンが大変だったと。また「芸能界での飲み友達は?」には「それが気になるの?」を加えて「最近はなかなかチャンスがないが、ソン・スンホンかな!最近チョン・ウソン先輩と飲んだ」と答えた。

 ところで記者席の近くでファンへの質問に答えている後姿が、あまりに格好が良く<惚れ惚れする>という言葉がぴったりだった。クォン・サンウ氏が手術に見入ったのと同じようにサンウ氏の背中に見入ってしまった。これを読んで<なんてエッチな!>などと思ってはいけない。私が申し上げたいのはボディーラインが美しく、こんなにスーツが似合う人はめったにいないということだ。

 さてさてレポートに戻ろう。片手で軽々と持ち上げたのは幼い少女。「僕がハリュだよ!」という言葉に少女は実感がない様子だ。高齢のお母様が大のファンと言う遠くからお越しの家族。何と質問したのはご主人で「その鍛えられたボディーをキープするためのトレーニングは?」。先ほども話題としたが、彼のすばらしい肉体はよく知られるところだ。そのキープには、一日に1時間、週5日間を費やすそうだ、もちろん仕事がない時に。「お会いできて、もう死んでもいいわ!」と手を握る高齢者に「くれぐれもお元気で!」と優しい言葉をかけていたことも、彼の性格を現しているのではないだろうか。 ステージに戻ったクォン・サンウ氏は「皆さんの喜んでいる姿で僕も幸せだった」と、このコーナーの感想を述べた。

クォン・サンウ

クォン・サンウ

 続いて行われたのは、ファンと共に作る「クォン・サンウジャパンオフィシャルファンクラブ」のCM。「どんな風にできるか楽しみ!」と彼、この時にファンが参加して出来上がったCMはオフィシャルファンクラブサイトの他、KNTVでも放映される。

クォン・サンウ

クォン・サンウ

クォン・サンウ

 その後、ファンとのかけっこ競争では懸垂に腕力を披露、また美術の教師免許を所持する彼とのお絵かきコーナー、お題に合わせた人物を会場から見つけてくるなど、イケメンクォン・サンウとの楽しい秋のひと時は続いた。彼との共演で妄想を膨らませていただこうというコーナーでは、自転車の二人乗りを披露、彼の機知に飛んだリアクションに会場も大笑いとなった。そうそう、彼の息で手を温めてもらった高齢者はうっとりとした目で彼の懐に包まれた。こんな時にも彼の労りの心が見えて、感動した。「いつもファンと過ごす時間は楽しく、喜んでいただくと本当に嬉しい」と彼、「疲れもすっかり回復した」と笑顔を見せ、「明日帰るのが寂しい!」と彼独特のちょっと甘えた目つきでファンを見つめた。
 次のコーナーの為にクォン・サンウ氏は一旦退場。その間持ち出されたのは手形付きサイン入り写真やクォン・サンウグッズ入りのトートバッグなどのプレゼント。 そしてクォン・サンウビデオメッセージに続いて「真心を込めて」歌のステージ。

クォン・サンウ

クォン・サンウ

 日本語で「♪Missing」と「♪Miracle」 をちょっと甘い歌声で。「アリガトウゴザイマシタ」と手を振ってステージ袖へ。立ち上がってアンコールするファンに程なく再登場したクォン・サンウ氏、今度は明るくリズミカルな曲「♪Etude」をちょっとだけダンスも交えて披露した。
「多くの方が僕を大切に想い、いつも声援してくれて嬉しい。皆様の前に立つと<もうこの世の誰をもうらやむ事はない>と思う。日本で愛されるようになって10年の月日が流れたが、長いと感じた事はない。いつも傍にいてくれる母や家族、友人のように日本のファンの皆様は家族だと思っている。来日する度に嬉しい気持ちを持ち帰る。来年も休まず活動してドラマや映画でご挨拶する。健康にお過ごし下さい。」と最後のご挨拶。それでも立ち去り難く、しばらくその場でファンを見つめるクォン・サンウ氏。「サヨナラ、アンニョン、アイシテマス」と手を振ってステージ袖へと姿を消した。
 これで終わらなかったこの日のイベント、「皆さんをもっと楽しませたかった」と言うクォン・サンウ氏はファンお一人お一人をお見送り。手が届く距離でご本人と会えたファンは興奮が冷めやらない様子だ。こうして「クォン・サンウ スペシャルナイト With You」は終了となった。
なお、このイベントの模様は12月25日のクリスマス当日、KNTVにて放送される。クォン・サンウからのクリスマスプレゼントということになりそうだ。

【放送予定】
KNTV KNTV 日本初放送
12月25日(水) 深夜0:55〜2:30

クォン・サンウ ジャパンオフィシャルファンクラブ


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