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上野まり子のアジアンスター

チョ・インソンがロックスターに『WHITEDAY Live Night』取材レポ

チョ・インソン

こんにちは 上野まり子です。
チョ・インソンが3月15日(土)、五反田ゆうぽうと にてファンミーティング『ZO INSUNG WHITEDAY Live Night』(主催;フラウ・インターナショナル)を開催した。昨年は主演ドラマ『その冬、風が吹く』 のプロモーションの為に度々来日した彼だが単独イベントは久々。しかもイベントタイトルに<Live>の文字が付いている通りステージにはバンドのセットが組まれた。

チョ・インソン

MCが登場し、チョ・インソン初のライブイベントのスタートを告げると、スクリーンには数々の画像と<LOVE 愛>を綴った詩。そしてステージが暗転しスポットライトに照らし出されたのはハイスツールに座って「♪星明りの中」を歌い出したチョ・インソン氏の姿。続けても辛い愛の歌に彼の表情も重く、寂しげだ。

チョ・インソン

2曲を歌い終えたところでご挨拶。「がっかりするかも知れないけれど、声援は大歓迎」といつもの明るい表情。早速この日のバンドメンバーHOT POTETOを紹介。親友でもあるリーダーのキムC氏は「今日のステージは全て僕たちの曲。我々のファンであるチョ・インソンが歌ってくれるので気分が良い」と挨拶。実はキムC氏、チョ・インソン主演のKBSミニシリーズドラマに10年ぶりに髭を剃り、社会になじめない独身の40男役で出演した。改めて「インソンの仕事は大変だな」と思ったそうだ。

チョ・インソン

続くステージは「ふてぶてしくお送りする」と「♪春風を追う恋人」。体全体でリズムを刻む姿も新鮮だ。その勢いで4曲目を歌い終わると「アー!!」と大きく息をして「気に入っていただいているようだ。ファンの皆さんの前だからこそ出来ることで、僕にとっても良いチャンスになった」と胸を撫で下ろした様子。周囲の人に「彼、本当は歌手なのでは?!」と宣伝して欲しいとおねだりするところなど、彼らしくて憎めない。

チョ・インソン氏が「今度は良質な音楽をお届けする」とステージのバトンを渡し、HOT POTETOは「♪青春」など2曲を披露。バンドのメンバーがステージを去るとスクリーンには賢明に歌のレッスンに励むチョ・インソン氏の姿。キムC氏も「お前がどのようにしようとも、バンドが支えるから」と心強い言葉。インソン氏も「心を込めて歌えば、想いは伝わりますよね」と一言。

チョ・インソン

さて再びMCが登場し、「皆さんに一日遅れのWHITE DAYプレゼントです」と宣言すると、チョ・インソン氏がプレゼントを携えて後方の扉から登場し、会場は大興奮。プレゼントを手渡しながらやっとステージにたどり着いたインソン氏の手にはファン手作りの応援プラカード。「たくさんプレゼントを差し上げたけれど、僕にはこれ一枚!」と言いつつ、家に持ち帰ると嬉しそうだ。

トークタイム筆頭には「俳優のイベントはドラマや映画の映像を見ながら哲学者になった気分でトークをするなど限界を感じた。物を知らないと言われても俳優は本業に忠実であるべき。そこで今回のイベントでは普段と違う姿をお見せしようとライブイベントにした」とその想いを伝えた。「至らなかった点は全部キムCさんが補ってくれた」と歌のステージを振り返り、「ファンの前だからこそ出来ること。これまで培ってきた義理もあるから・・・」とファンにさらりとプレッシャーを掛けるところも彼らしい。
「ところで昨年の来日以来どのように過ごしていた?」の質問には「ヒマラヤに行ってきた“ホントウニ”」と答え、何処を向いても山また山だったが、美しかったと目を輝かせた。 次回の出演はキム・ギュテ監督、ノ・ヒギョン脚本作品で4月には撮影に入る予定。夏にはご覧いただけるはず、一生懸命取り組んで皆さんに楽しんでいただけるようにすると約束した。

「2階には2万人くらいお越しのようだ」と、手をかざして彼独特のジョークで盛り上げた後はオフィシャルサイトに寄せられた質問に答えるコーナー。
「一日何をして過ごすの?」には目覚めるとまずは4ヶ月になる愛犬のトイレの始末。「なかなかしつけが上手く行かなくて」と苦笑。その後は決してCMのようにではなく、極普通にコーヒーを一杯。日によっては前日に録画した番組を視聴との答え。これまでで最も困ったプレゼントはイグアナ。幸いにも近くにイグアナ好きがいて助かったと紹介した。
また「出演の決め手は?」には、まずは映画やドラマのジャンルで活躍させていただいている事を天に感謝するとし、上手く演じたいと感じた時に選択し、あとは懸命に演じるだけだと答えた。
「初恋はいつ?」には「高校生時代」と答えたが、ファンはイマイチの反応。そこで立ち上がり「私の初恋はチョ・インソン!?、まったく・・・」と会場を沸かせた。「好きな女性のタイプは?」には「秘密」と答え、「可愛いと思うしぐさは?」には「自分らしさを持った人」。チョ・インソンが長男がわりだというご夫婦連れのご主人は「これまで共演した女優さんの中でお気に入りは?」とつぼを突いた質問。これにはインソン氏も一本取られた感。まずは永年の応援に感謝し、「帰ってから報告する」とウィットに富んだ答えだ。
今度は立場を入れ替えチョ・インソン氏がファンに質問するコーナー。「僕を知ってどのくらい?」に「2年」と答えたファンには「僕はもう来日して10年になるけど」と少々残念そうなそぶり。それでも「どの作品で?」と聞き返す。すると答えは映画『霜花店』。また「昨日は何を食べた?」には「お寿司、最も好きなネタはあなご」と通な答えだ。

チョ・インソン

ファンをバックに記念写真を撮影し、後半のライブステージに突入。トークを終え、エンジンも全開になったようでマイクを握り“Jump! Jump!”。キムC氏も「日本人も、たまにははめを外してみては!」とあおる。
ついにジャケット脱ぎ捨てたチョ・インソン氏、スピーカーに片足を乗せ、あるいは細い長身を大きく揺さぶりその姿はまるでロックスターのようだ。歌い終えると「サンキュー!」の言葉で一旦ステージを後にした。

鳴り止まない拍手に再登場のチョ・インソン氏は「未熟にも係わらず、熱い声援ありがとう」と改めて感謝の言葉。そしてアンコールに応じライブ最後に選んだのは安全地帯の「♪Friend」。長く美しい指をマイクに添え目をつぶって「Friend」。その声はいつまでもファンの心に響いていることだろう。
彼が去ったステージ、スクリーンには数々の写真。その映像最後にはこのイベントに係わった人々のクレジットが流れ、今終わったばかりのステージがまるで映画だったかのような余韻を残した。

チョ・インソンジャパンオフィシャルファンクラブ
(株)フラウ・インターナショナル

【今日の一言】
初来日以来ずっと取材を続けてきたチョ・インソン氏。今回のステージでは苦手だと言っていた歌にフル参戦。韓国において人気、実力ともトップクラスのキムCのバンドを率いてのステージ。ありきたりなファンミーティングではなく、新鮮な姿を見せようとする彼の気持ちが込められた。退場の時にもバンドのメンバー一人ひとりを労って、自身は一番最後にステージを後にした。周りを良く見て、いつも温かな心で人に接するチョ・インソン氏。その変らぬ人柄に拍手を送りたい。

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