♪食べ方イロイロ! 目玉焼きの黄身はいつつぶすか?



目玉焼き
© OFFICE MARIKO

 こんにちは 上野まり子です。
最近ソネットブログで始めた「テレビ de blog」。当初はこちらのサイトで運営するつもりだったが、すべてのデバイスには対応していないため、まずは長年使っているソネットブログでということにした。
だが、今回は私のエピソードも満載なので続きはこちらに書くことにした。
記事前半:テレビde blog 「目玉焼きの黄身、とんかつのキャベツ食べ方はいろいろ。」

 アニメ「目玉焼きの黄身 いつつぶす?」、 原作者おおひなたごう氏は思わぬところに目を付けたものだ。まあ、確かに食べ方は人それぞれ、これが正しいということはないのかもしれない。それにこのアニメの主人公のように他人の食べ方が病的に気になる人もあまりいるまい。

 実はこのことについては私も個人的に面白い経験をした。」とここまでが「テレビde blog」の記事。
ここからがこのサイト独自の記事となる。

 上野まり子の面白体験記、まずは「目玉焼き」の巻。但し私の話は黄身をいつつぶすかではなく焼き方。
早朝からロケというある日、まずは朝食をとファミレスへ。次にいつ食事にありつけるか解らないのがロケ、ひとまず腹ごしらえということだ。しかも早朝ゆえファミレスしか開いていない。

 さて、メニューはと言えば写真入りで解りやすいと言えば解りやすい。朝食なので、目玉焼きの写真が掲載されたモーニングセットを注文することに。するとオーダーを取りにきた若いウェイトレスが「焼き方はいかが致しましょう?」と訊ねる。ファミレスなのにずいぶん丁寧だと感心した私は躊躇なく「ミディアムで」とお願いした。するとかのウェイトレスがきょとんとした顔。実は「目玉焼きかスクランブルエッグかオムレツか」と訊ねたつもりだったのだ。「だって目玉焼きの写真だったじゃない!」と私の頭の中で角が出た。

 さて、続いてはとんかつのキャベツの話だが、私が問題にするのはソースをどのようにかけるか。
これ、実際に友人と大げんかになった。その人は揚げたてでジュージューと音がするとんかつの全体に一気にソースをかけてしまう。これには私は大反対、だってかつのサクサク感がなくなってしまうから。事件は行きつけのとんかつ屋で起きたのだが、店主の軍配は私の方に。
 そうそうキャベツに何をかけて食べるかも論争になった。とんかつはソースで、キャベツは醤油で食べるのが私流。だがこれは友人の意見を入れてキャベツにソースをトライしてみた。これが意外に美味しい。頭の中で決めつけてはいけないという教訓だ。

フォーク
© OFFICE MARIKO

 カレーはルーとライスが別々の器で出されるのが私の好みではあるが、まあこれは人それぞれを素直に認める。
問題なのはフォークの背にライスを乗せて食べること。実際マナー教室などではそのように習った。
 ところがだ、学生時代にヨーロッパを巡る旅をした際、どういう訳かライスが出てきた。一緒に行った仲間はやはりフォークの背に乗せて食べようと苦戦をしている。それもそのはず、ヨーロッパの米は日本のものと違ってパラパラするのでよけい乗せ難い。そんなこちらのテーブルを面白そうに見ていたのは観光旅行中の欧米人。彼らはライスをフォークの腹に乗せてスプーンのようにして食べたのだ。

 ちなみに日本で皿にライスを盛ったのも、とんかつのもととなったビーフコートレットにキャベツを添えたのも銀座の煉瓦亭だ。(参照記事:テレビde blog)

 ついでにヨーロッパでの面白いエピソードをもう1つ。
ある日、大人数で「ハリポタ」の寄宿舎のような長いテーブルについた私たち。メインは無事に済み、続いてお待ちかねのデザートになった。ところが出されたのは皮付きのままのオレンジ一個。そしてデザートフォークとナイフはまだテーブルに残っている。

 一番先頭に座った私のもとへと真っ先に運ばれて来て皿にドンと置かれたオレンジ。おもむろにナイフとフォークを手に構えたものの、切りづらいなと思案をした。ずらりと並んだ仲間は私がナイフとフォークを手にしたとたん右習え、何しろ私が先頭に座っていたのだから仕方ない。それはまるで球場でできるウェイブのようで、皆次々とフォークとナイフを手にオレンジと格闘を始めた。

 ところがそのオレンジは固く、慣れないデザートナイフとフォークでは歯が立たない。私はと言えば、フォークとナイフを握ったまま、そこに立っていたサービスマンに「どうやって食べるの?」とつたない英語で訊いてみた。すると彼はあろうことか「手で食べた方が良いですよ」と一言。私は申し訳ない気持ちでカトラリーを置いて手で食べることに。 あぜんとする仲間達。だがその後テーブルでは全ての人が手を使うこととなった。

 実はオレンジの切り方にはもちろんマナーがある。フィンガーボールの水を飲むのももっての外。しかし美味しいものは美味しいように食べるのがベストとその時に決意した。勿論マナーは大切だが、マナーにがんじがらめになるのは本末転倒だ。箸の方がよさそうならば用意があるかと躊躇なく尋ねる。折角の美味しい食事は楽しんで食べるのが一番だ。

 さてあなたなら目玉焼きの黄味はいつつぶし、とんかつのキャベツはどのタイミングで食べるか。カレーのルーとライスのせめぎ合い、勝負の行くへは?洋食のライスはフォークの背か腹か、はたまたスプーンか?

「♪食べ方イロイロ!」、他人に迷惑がかからない限り、その人が美味しければ、それにこしたことはない。できれば美しい食べ方でと願うばかりだ。 

おおひなたごう原作コミック
目玉焼きの黄身 いつつぶす? 1 (ビームコミックス)
目玉焼きの黄身 いつつぶす? 2 (ビームコミックス)
目玉焼きの黄身 いつつぶす? 3 (ビームコミックス)



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