洒落た印章にパーソナルロゴマーク「長坂ビショップ大山 游刻展」開催中




 こんにちは 上野まり子です。
今日は、現在開催中の「長坂ビショップ大山 游刻展」をご紹介。
会場は新宿にある京料理の老舗柿傳のビル地下2階にある「柿傳ギャラリー」。普段は陶器の展示が多いそうだが、今回はギャラリーの店主安田尚史氏が同ギャラリーの印章としてもオーダーし、日々愛用している長坂ビショップ大山氏の作品の展示となった。

 長坂ビショップ大山  長坂ビショップ大山氏が手がけるのは、時にモダンに、時に古典的に、時に可愛らしくと各人のイメージを独自の感覚で彫り上げる印章やパーソナルロゴマーク、名づけて”游刻”。画家、書家、作家、もしくは趣味人などが書画等の作品や蔵書に押す落款や篆刻印だが、氏のそれはひと味違い、何とも洒落ている。

 私がビショップ氏にお会いしたのは都内にあるギャラリーのレセプション会場。当時「美しい着物」の編集をしていた彼には、大好きな着物について教えを乞うたり、お芝居にご一緒したりと20年近い付き合いになる。出版社を退社なさった後は折々の季節の便りなどをいただいていた。

 そんな彼から突然のご案内。正直「えっ、游刻。こんなこともなさるの」とびっくりした。だが、会場に展示されていた履歴を見るとお母様とご祖父様が画家、また17歳で舞台美術家朝倉摂氏に師事、出身校は桑沢デザイン研究所と元々デザイン畑、「なるほど」と腑に落ちた。

 印章の作品群は押捺され額装で展示されているが、こちらは非売品。「和風月名 十二ヶ月」や「かわり月 十二ヶ月」などの印章揃えは購入可能だ。もちろんご自身の印章やパーソナルロゴマークをと言う方には游刻としてオーダーもできる。その他デザインとして刻印された皿や、和三盆糖の菓子、手拭いにTシャツなど様々な作品に展開されている。

 それにしても「天は二物を与える」のだと、その多彩ぶりに関心した次第だ。暑い日が続いているが、近くにお越しの際にはちょっと覗いてみたらいかがだろう。人なつっこい笑顔で作家が迎えてくれるだろう。


初日のレセプションパーティー時のものだが、
ビショップ氏の幅広い交友ぶりが解る和やかなものだった。




 「長坂ビショップ大山 游刻展」
 平成27年8月3日(月)〜10日(月)会期中無休
 午前11時〜午後7時(最終日は午後5時まで)
 会場:柿傳ギャラリー アクセス
 *作家は会期中全日在廊予定


  游刻 大山


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