上野まり子のアジアンスター

D.O.(EXO)が歌う映画『明日へ』エンディングテーマ「叫び」


ド・ギョンス(EXO:D.O.)
© 2014 MYUNG FILMS All Right Reserved.
切ない歌声が聞ける動画は下方へスクロール

 こんにちは 上野まり子です。
会社とお客様は神様で、非正規労働者の私たちは人間以下なのでしょうか…。名もなき人々の小さな一歩が、大きな感動を呼ぶ実。従業員が大型スーパーを長期間占領した実際の事件(07)をもとに細部を再構成し、労働者が置かれている過酷な状況を韓国で初めて映画化した話題作 映画『明日へ』

 本作で映画デビューを果たし、演ドル(演技ができるアイドル)として注目されているEXOのD.O.(ディオ)。本作では本名のド・ギョンスで、主人公ユニの息子役テヨンを演じている。会社という組織を相手に戦う女性たちがメインに描かれる本作だが、ド・ギョンス(D.O.)演じるテヨンもまた、アルバイト先で不当な目に遭う高校生である。

 D.O.はエンディング曲「 叫び」も担当した。“気が遠くなるようなつらく長い一日、ため息だらけの疲れた心を励まして、今日も明日もまた立ち上がり、その日を生きていくのです。この悲痛な叫びが聞こえますか” と、労働者たちの声にならない声を表現し、その切ない歌声で鮮烈な余韻を残すバラードを披露している。

 『叫び』について、D.O.は『初の映画デビュー作なのに、このようにOSTにも参加することができて、より感慨深いです。「叫び」は映画にぴったりな曲で、「明日へ」が持っているドラマと感動を最大化してくれるはずです』と語っている。

 作曲は『冬のソナタ』のメインテーマでデビューを果たし、韓国の映画音楽界で活躍する作曲家イ・ジス。その後、『夏の香り』『春のワルツ』などのドラマ音楽だけではなく、『シルミド』『オールドボーイ』『建築学概論』などの映画作品でも音楽担当として参加している。

 第39回トロント国際映画祭正式出品、誰の身にも起こりうる身近な現実を通し、全ての人にエールを送るヒューマンドラマ、映画『明日へ』。なお、主役ソニを演じたヨム・ジョンアは本作で「第51回百想芸術大賞映画部門 女性最優秀演技賞」を受賞している。11月6日(金)公開。





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ド・ギョンス(EXO:D.O.)
ド・ギョンス(EXO:D.O.)
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2015年11月6日(金) TOHOシネマズ新宿ほか、全国順次公開
公式サイト

【作品概要】
作品名:『明日へ』
2014年/韓国/104分/カラー/5.1chデジタル
監督:プ・ジヨン
脚本:キム・ギョンチャン
製作:シム・ジェミョン
キャスト:ヨム・ジョンア、キム・ヨンエ、キム・ガンウ、ムン・ジョンヒ、 チョン・ウヒ、ド・ギョンス(EXO)
日本語字幕:小寺由香
配給:ハーク
配給協力:アークエンタテイメント
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【ストーリー】
 入社5年でようやく大手スーパーで正社員への昇格が決まったレジ係のソニは、度重なる残業や上司のイヤミにもひたすら我慢し、家族のために懸命に働いていた。しかしそんなある日、突如、非正規雇用者全員に一方的な「解雇通達」が下される―。
準社員の立場から一転、職を失ってしまう運命となったソニと同僚たち...。途方に暮れる彼女たちだったが、家族のため、そして自分の誇りを守るために、強大な企業権力を相手に解雇撤回を求めため一致団結し、職場を取り戻そうと奮闘するのだが―。


「上野まり子のアジアン・スターインタビュー」



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